匂いを数値化することでできること

香味醗酵の解析技術で匂いを数値化することによって、「匂い」に関する以下の新製品や技術の開発が可能となります

新しい方法による悪臭対策

悪臭に応答する受容体そのものを標的としてこれまでにない消臭手法を使った製品開発をサポートします
  • 受容体に蓋をするアンタゴニスト消臭
  • 受容体応答を変調させるモジュレーター消臭

匂いデータベースによる匂いの再構成

香料の匂いをデータベース化して、目的とする匂いを別の香料の組み合わせで再構成します
  • 匂いディスプレイでVRに嗅覚を加える
  • 匂いの出るテレビ
  • 希少な天然香料などを置き換えたリアルフレーバー
  • 有毒な匂いを無毒な香料で再構成した学習用香料
  • 流行を先読みしたAI調香

匂いによる生理活性のコントロール

アロマセラピーに使用される香料の成分と生理作用データを嗅覚受容体の応答データで統合し、医学的根拠に基づいたアロマセラピー用香料の開発を可能にします
  • 気持ちの落ち着く香料
  • 集中力を高める香料
  • 安眠を促す香料

様々な病気の兆候をチェック

病気ごとにその患者に共通して現れる匂い(尿臭、糞臭、体臭)に応答する受容体を特定して病気ごとのチェッカーの開発をサポートします
  • 感染症チェッカー
  • ガンチェッカー
  • パーキンソン病チェッカー
  • 健康管理トイレ

匂いの標準規格化

匂いを数値化することによって、正確な伝達、比較、評価を行うことができます

ヒト以外の嗅覚受容体への展開

ヒト嗅覚受容体の数値化技術はヒト以外の受容体にも展開が可能です。 これによって効果的で安全な新しい虫よけ剤や誘引剤の開発をサポートします
  • 蚊の虫よけ剤および誘引剤により病気の媒介を防ぐ
  • 動物が嫌がる匂いによる害獣対策

その他の展開

匂いの数値化による新しい技術開発、製品開発はさらに拡がる可能性を有しています
     
  • 匂いの数値化による品質管理
  • 人間の感覚を表現できる機械センサーの開発